どんな人が退職代行を使っているの?真面目で責任感が強い人が使う理由

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  • 退職代行ってどんな人が使うのだろう?
  • 自分は使っても良いのかな?
  • 退職代行の出来ることと出来ないことも知りたい

こんなお悩みを解決する記事になっています。

なお
なお

総務・人事事務員として8年勤務しています。

私は会社の総務担当者として何百人と退職する人を見てきました。

その中には退職代行を利用する人や家族から退職の依頼が来る人もいました。

会社側から見た退職者の印象というものをお伝えできると思います。

この記事でお伝えする内容は、1人の担当者の意見にすぎません。

ですが、何百人と見てきた意見なので、少なからず参考に出来るはずです。

この記事の内容
  • 退職代行を使うのは、真面目で責任感が強い人と言える理由
  • 退職代行は退職を全体的にサポートするサービス
  • 退職代行でも100%とは言えない

退職代行を使うのはこんな人!特徴を5つに分類

退職代行サービスの利用者には、さまざまな特徴があります。

以下では、その特徴を5つに分類し、それぞれについて詳しく説明します。

5つの分類全てに共通するのは、「真面目で責任感が強い人」
ムリなことを要求されても断れない人が退職代行を利用していることが多いです

職場の人間関係に悩む人

職場での人間関係が原因で退職を考える人は少なくありません。

特に、上司や同僚との関係が悪化すると、毎日の職場環境が非常にストレスになります。

この場合には、直接上司に退職の意思を伝えることに強い抵抗感を感じます。

そのため、退職代行サービスを利用することで、対面でのコミュニケーションを避けつつ、スムーズに退職手続きを進めることができます。

心理的な負担を軽減し、新しい一歩を踏み出しやすくするために有効な手段と言えます。

精神的・身体的に疲弊している人

過労やストレスから精神的・身体的に疲弊している人も退職代行サービスを利用します。

これらの人は、自分自身で退職手続きを進める余力がなく、退職の意思を伝えること自体が大きな負担になります。

うつ病や不安障害などの精神疾患を抱えている場合ならなおさらです。

退職代行サービスを利用することで、必要最低限のエネルギーで退職手続きが完了できます。

労働環境が劣悪な職場で働く人

ブラック企業や劣悪な労働環境で働く人々は、会社からの圧力や嫌がらせを恐れて退職の意思を伝えられないことがあります。

こうした場合なら、退職代行サービスに法的なサポートを依頼することも出来ます。

労働者の権利を守りつつ、円滑に退職を進めるための手段として有効です。

また、退職代行サービスを利用することで、会社からの報復を避けることができるため、安心して退職できるというメリットもあります。

自己主張が苦手な人

自己主張が苦手な人も多く存在します。

これらの人は、退職の意思を上司に伝えることに対して強い不安を感じます。

特に、長年同じ職場で働いてきた場合、その関係性が重荷となることがあります。

退職代行サービスを利用することで、直接的な対話を避け、退職の手続きを進めることができます。

これにより、ストレスを最小限に抑えつつ、新しいキャリアを模索するための時間とエネルギーを確保することができます。

転職活動をスムーズに進めたい人

新しい仕事を見つけたが、現職の退職手続きに時間を取られたくない人も退職代行サービスを利用します。

特に、次の職場の入社日が決まっている場合や、早急に新しい環境に適応する必要がある場合には、退職手続きを迅速に進めることが求められます。

退職代行サービスを利用することで、面倒な手続きをプロに任せ、自分は新しい仕事に集中することができます。

これにより、転職活動をスムーズに進め、キャリアのステップアップを目指せます。

そもそも退職代行とはどんなことをしてくれるサービス?

退職代行ってなんですか?

まずは退職代行がなんなのかを知ることからです。

具体的にどんなことをしてくれるのかを確認していきましょう。

退職代行サービスとは利用者の退職手続きを全面的にサポートし、円滑に退職できるように支援するサービス

退職意思の伝達

退職代行サービスの退職意思伝達をします。

利用者が退職代行と連絡を取り、必要な情報を提供します。

その後、業者は電話やメールを通じて会社に退職意思を伝え、書面での通知が必要な場合は内容証明郵便で送付します。

(退職届は利用者が自分で記入し郵送することが多いです)

これにより、利用者は直接会社と対面することなく、退職手続きを進めることができます。

退職代行はその後もフォローアップを行い、スムーズな退職をサポートします。

退職手続きの代行

退職代行は、利用者に代わって退職手続きを行います。

まず、利用者は退職届を作成し、会社に提出します。

次に、退職日や有給休暇の消化、給与の最終支払いなどについて会社と交渉します。

(退職代行によっては有料であったり、交渉は出来ない場合もあります)

業者は退職後のフォローも行い、未払い給与の請求などのトラブル対応もサポートすることもあります。

会社との交渉

退職代行は、利用者に代わって会社との交渉を行います。

(退職代行によっては有料であったり、交渉は出来ない場合もあります)

具体的には、退職日や有給休暇の消化、給与の最終支払い、退職理由の説明などについて会社と調整します。

業者は電話やメールを通じて会社の人事部門や上司に連絡し、円滑に退職手続きを進めるよう働きかけます。

また、必要に応じて法律の専門家と連携し、利用者の権利を守るための交渉も行います。

これにより、利用者は安心して退職手続きを任せることができます。

迅速な対応

退職代行は迅速な対応が可能です。

利用者が依頼をすると、業者は即座に退職手続きを開始します。

多くの業者は24時間以内に対応を開始し、即日での退職意思伝達も可能です。

迅速な対応により、利用者は迅速に退職できるため、精神的な負担を軽減し、次の職場へ早く転職することができます。

トラブル防止

退職代行は、退職に伴うトラブルを防ぐための様々な対策を講じています。

退職手続き全般を専門家が代行するため、会社との直接の対立を避けられます。

さらに、必要に応じて弁護士と連携し、法的サポートを提供することで、利用者の権利を守ります。

これにより、利用者は安心して退職手続きを進めることができ、報復や嫌がらせのリスクを減らせます。

アフターケア

退職代行は、退職後のアフターケアを提供するところもあります。

具体的には、未払いの給与や残業代の請求手続き、社会保険や年金の手続きなど、退職後に必要となる各種手続きをサポートします。

さらに、退職後に発生する可能性のあるトラブルや問い合わせにも対応し、法律の専門家と連携して利用者の権利を守ります。

このアフターケアにより、利用者は退職後も安心して転職活動や仕事に専念できるようになります。

退職代行で出来ないこと

退職代行が出来ないことは以下の通りです。

会社とのやりとりの中でのことなので、会社が同意しないといった場合には、確実に出来るとは言い切れないものもあります。

その場合には、弁護士へ依頼をする必要も出てきます。

退職代行で出来ないこと一覧

  • 即日の退職確定
  • 全ての有給休暇の消化
  • トラブルの完全回避
  • 全ての業種・職種での対応
  • 離職票の即時発行
  • 退職後の会社との連絡完全遮断

会社の同意がとれない場合、出来ないこともあるということ

退職代行を利用すれば、その日のうちに退職が確定すると思い込むことがありますが、実際には会社の規定に従った手続きが必要です。

また、退職前に全ての有給休暇を必ず消化できると誤解することがあります。

有給休暇の消化は会社の承認が必要になりますし、退職代行を使えば、すべてのトラブルが避けられると誤解することがありますが、会社との対立や法的な問題が完全に避けられるわけではありません。

さらに、一部の業種や職種(例えば、特殊な規則がある公務員や特定の業界)では、退職代行サービスが対応できない場合があります。

退職代行を利用すれば、離職票がすぐに発行されると誤解することがありますが、これは会社側の手続きによっては時間が掛かる場合があります。

退職後も、場合によっては会社からの連絡が必要になることがありますが、退職代行を利用すれば完全に連絡がなくなると誤解することがあります。

どんな人が退職代行を使っている?

どんな人が退職代行を使っているのでしょうか?

その答えは、真面目で責任感が強い人です。

ムリなことを言われても断れない、自分の仕事はどんなに時間が掛かっても1人で終わらせるといった方です。

退職代行を使う人の特徴

  • 職場の人間関係に悩む人
  • 精神的・身体的に疲弊している人
  • 労働環境が劣悪な職場で働く人
  • 自己主張が苦手な人
  • 転職活動をスムーズに進めたい人

自分が上記の特徴に当てはまって悩んでいる人は退職代行の利用を考えてみても良いかもしれません。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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