経理なのに倒産に気づけなかった私の体験談|通帳を隠す会社の危険な構造

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

「経理なら倒産の前兆に気づけるはずなのに、自分の会社は何も見えない…」

そんな不安を抱えていませんか。

一般的には、経理は倒産の前兆に最も早く気づく部署だと言われています。

資金繰り、支払遅延、売掛金の異常、銀行の態度変化

数字の異常は経理の目の前に現れるからです。

しかし、実際には経理が倒産に気づけない会社も存在します。

私は本部事務として働いていた時、まさにその「気づけない会社」の典型例を経験しました。

そこでは、社長が数字を隠し、税理士と社長の間で決算書が操作され、経理は小口現金しか触れない“名ばかり経理”の状態でした。

この記事では、経理が倒産に気づけない会社の特徴と、私が実際に経験した内部の異常をお話しします。

経理は倒産に気づけるはずなのに、気づけない会社がある理由

経理は本来、倒産の前兆を最も早く察知できる部署です。

数字の異常は、経営の異常そのものだからです。

しかし、私が働いていた会社では、経理が倒産の前兆に気づくことは不可能でした。

理由はシンプルで、経理が「本当の数字」を見せてもらえなかったから。

実際、倒産の前兆は「内部の異常」として静かに進行します。

社長が通帳を独占する会社は、経理が気づけない

まず、通帳が社長の金庫に入っていました。

経理が触れるのは小口現金だけ。

ネットバンキングの振込もすべて社長が一人で行い、経理のチェック機能は完全に排除されていました。

  • 通帳は見せてもらえない
  • 資金繰りの実態が分からない
  • 支払遅延の理由も知らされない
  • 銀行とのやり取りは社長のみ

これでは、経理が倒産の前兆に気づけるはずがありません。

通帳を見せない会社の危険性については、こちらで詳しく解説しています。

【倒産の兆候を体験談で解説】通帳を見せない会社は危険!ワンマン社長が資金管理を独占した末路

税理士と社長の間で決算書が“操作”される会社は危険

さらに深刻だったのは、決算書が社長と税理士の間で“調整”されていたこと。

経理はその数字を「渡されたまま」処理するだけ。

実態を知らされることはありません。

  • 経理は決算の全体像を知らない
  • 税理士とのやり取りは社長のみ
  • 経理は数字の“結果”だけを渡される
  • 実態と決算書が一致しているか確認できない

この構造では、経理が倒産の前兆に気づくことは絶対にできません。

同じように「内部の異常」が外部にも現れるケースは多く、銀行の態度変化は特に分かりやすいサインです。

銀行の訪問がなくなる理由|内部スタッフが見た倒産のカウントダウン

名ばかり経理では倒産の前兆を見抜けない

私が働いていた会社は、まさに「名ばかり経理」でした。

経理という肩書きはあっても、実際には数字の管理権限がゼロ。

  • 通帳は見れない
  • 銀行取引は知らされない
  • 資金繰り表は存在しない
  • 税理士とのやり取りは社長のみ
  • 経理は小口現金と伝票処理だけ

これでは、倒産の前兆どころか、会社の“現在地”すら分かりません。

内部の異常が積み重なると、やがて「優秀な人から辞めていく」という現象が起きます。

優秀な人から辞めていくのはなぜ?会社が倒産する前に本部スタッフが静かに消えるリアル

私が働いていた会社で起きていた“内部の異常”

当時の私は本部事務として働いていましたが、内部の異常は日常的に感じていました。

  • 社長が通帳を見せない
  • 資金管理がブラックボックス化
  • 銀行の支店長が突然更迭
  • 取引先の空気が変わる
  • 社長が説明会で沈黙
  • 税理士が前面に出て説明
  • 不自然な支出が続く
  • 数年後、社長が逮捕される

こうした「内部の異常」は、他の記事でもまとめています。

「最近、取引先からの電話が多い?」会社が倒産する前の危険な兆候とバックオフィスに鳴り響く督促電話のリアル

経理・事務職が倒産を疑った時に取るべき自衛術

もし今、あなたが同じような違和感を抱いているなら、「会社は自分を守ってくれない」という現実を受け止めるべきです。

知識を盾にする

雇用保険・未払賃金立替払制度など、最低限の労働法知識はあなたを守る武器になります。

給料が未払いでも諦めない!社労士受験生が教える「未払賃金立替払制度」のすべて

市場価値を確認する

倒産してから動くのは遅いです。

転職サイトで自分の市場価値を確認し、いつでも動ける状態を作ってください。

会社が経営破綻?事務職が「沈む船」から脱出するベストなタイミングと最低限の備え

重要書類を確保する

給与明細・雇用契約書・就業規則など、倒産時に必要な書類は必ず手元に置いておきましょう。

会社が消える前に!本部事務員が教える「絶対に死守すべき重要書類」リスト

違和感はあなたを守るアラートになる

経理は倒産の前兆に気づける部署だと言われますが、会社の構造によっては気づけないこともあります。

社長が数字を隠し、税理士と社長の間で決算書が操作され、経理が小口しか触れない。

そんな会社では、倒産の前兆は内部で静かに進行し、誰も気づけないまま崩壊していきます。

あなたが感じている違和感は、未来を守るための大切なアラートです。

そのサインを見逃さず、今この瞬間から備えを始めてください。